GoogleEarth(グーグルアース)の便利な使い方

GoogleEarth(グーグルアース)の便利なデータを作成 ~その4 ネットワークリンクでkmzを共有~

リンクするファイルを指定するだけで共有できる

 ここではGoogleEarthのネットワークリンクという機能について紹介していきたいと思います。
 ネットワークリンクとはウェブサーバーやネットワークサーバーにあるkmzファイルをGoogleEarthで指定することで共有することが出来る機能のことです。
 例えば仕事などで、GoogleEarthのkmzファイルをグループで共有したい場合など、わざわざ全員にkmzファイルを渡して読み込んでもらうのは面倒ですし、それを各々が修正やら追加やらすると結局管理が出来なくなって、意味がなくなってしまいます。そんなときに便利なのがネットワークリンクでこの機能を使うことで、1つのファイルを管理するだけで大丈夫になります。ということで解説していきたいと思います。

ウェブサーバーやネットワークサーバーにkmzファイルを置き、指定するだけ

 ネットワークリンクですが、その機能をは至って簡単で、ウェブサーバーやネットワークサーバー上にkmzファイルを置き、あとはGoogleEarthのツールバーの「追加」から「ネットワークリンク」を選んで、リンク先を設定するだけです。これでサーバー上にあるkmzファイルが左側の「場所」にネットワークリンクとして追加されたはずです。
 グループ間でkmzファイルを共有するにはうってつけの機能ですが、何点か注意することがあります。まずこのネットワークリンクで追加されたものを編集しても、サーバー上のファイルを置き換えない限り反映されないこと、そしてリンク先がローカルではダメで「http~」といったリンク先でないと指定できない点などがあります。
 なのでこのネットワークリンクを使用するときは管理する人を決めて、そのほかの人は閲覧するだけというスタイルが最も良いと思います。

ネットワークリンク-1  ネットワークリンク-2

実際にネットワークリンクを試してみよう

サンプルファイルをネットワークリンクで共有

 それでは実際にネットワークリンクを体験してみましょう。今回は今まで解説してきた機能の体験方法とは違って、ご自身のPCにインストールされているGoogleEarthを起動して、実際にネットワークリンクを作成する形になります。
 方法は至って簡単でGoogleEarthを起動して「追加」→「ネットワークリンク」を選択し、リンク先に「http://googleearth666.kagennotuki.com/kmz/Graph.kmz」を入力(コピー貼り付け)して「OK」を押すだけです。どうでしょうか?これで今あなたのGoogleEarthにネットワークリンクとして私が作成した「Graph.kmz」が追加されたはずです。
 このネットワークリンクはリンク元のデータを参照しているので、一般的に参照元が更新されれば、閲覧している人側も更新されます。更新の頻度については対象のネットワークリンクを右クリックしてプロパティの更新タブから設定します。また「誤ってネットワークリンクの一部を削除してしまった。」なんて場合も実は参照元のデータが編集されたのではなく、操作しているPCで閲覧しているネットワークリンクの一部が非表示になっているだけなので、更新すれば元に戻ります。先ほども書いたように一般的に参照元を閲覧しているだけなので、参照元を編集しない限りはデータが変更されない点は使いようによってはとても良い点です。

ネットワークリンク追加-1  ネットワークリンク追加-2